2009年8月20日木曜日

ニコチンは、一種の麻薬

タバコをやめられない大きな要素の一つに
身体的依存というのがありますが

これは、何が原因かというと
いわゆる「ニコチン中毒」というものですね。

このメカニズムについてちょっと書きますと

タバコを吸い、肺から吸収されたニコチンは
6~7秒で脳に達するそうで
正確には脳細胞にあるニコチン受容体に結合し
さまざまな興奮物質が発生します。

これが、タバコを吸った時のリラックス状態を作り出します。

しかし、喫煙が習慣化してくると

だんだん
セロトニン、ドーパミン、カテコールアミンなど
精神安定、多幸感、興奮作用のある神経伝達物質は
喫煙しないと、分泌されなくなってきます。

いつのまにか
ニコチンがニセの精神安定・興奮剤に
すり替わってしまうのです。

そうなると、タバコを吸っている間は
それらの物質により一時的なリラックス状態を
味わえるのですが

タバコを吸い終わってしまうと
体内のニコチン量が急に減少するので

今度は逆に精神が不安定になり
いわゆる禁断症状を引き起こします。

そしてその不安定な状態から逃れようとして
脳はまたニコチンを欲するようになります。

しかし、もちろんタバコが与えてくれる
幸福観・満足感は一瞬のものであり

すぐに渇望するため

次々にタバコに火をつけ
ニコチンを体内に送り込むという
悪循環が始まってしまうわけです。

しかも
喫煙年数を重ねるごとに
体内にニコチンに対する免疫ができていくので
体が要求するニコチン量が
だんだん増えていきます。

こうして、立派な「チェーンスモーカー」が誕生するというわけです。

こうやって考えてみると
これはもしかして
一種の「麻薬」「覚せい剤」のたぐいでは?
と、思ってしまいます。

中毒症状に陥り
禁断症状のせいで
なかなか離脱できなくなる過程がそっくりです。

もっとも、覚せい剤の禁断症状は
タバコなどまるで問題にならないくらいに
強烈なものらしいですから…

タバコに関しては
やめようという本人の意志さえあれば
必ずやめられます。


それにしても、タバコって
本当に、国家が販売を許可してもいいものなんでしょうかね?